美容室のパーマにはどんな種類がある?ジャンル別に紹介します

美容室のパーマにはどんな種類がある?ジャンル別に紹介します

美容室に行ってパーマをかけたいと考える人は多いでしょう。髪の毛のおしゃれを極めるために、パーマの種類をあらかじめ知りたい人もいるのではないでしょうか。パーマは主にコールド、デジタル、エアウェーブの3種類に分かれます。 

本記事ではパーマの主な種類をケース別に紹介します。これを読んでどれが自身に似合うかを考えてみましょう。

「パーマ」について

最初にパーマの基本的な定義を紹介します。パーマとは「パーマネントウェーブ」(Permanent Wave)の略であり、髪の毛を常に波立たせた状態にすることです。人間の髪の毛は水素、イオン、シスチン、ペプチドと様々な形の結合があります。パーマは結合の性質を生かし、髪の毛の形に化学的な変化を促します。

パーマの基本的なやり方

基本的なパーマの方法は2浴式です。2種類のパーマ液をそれぞれの段階で使い分け、効率的に髪の毛を変化させるのです。

1剤で髪の毛の各種結合を一旦断ち切ります。これにはアルカリ剤と還元剤が含まれており、アルカリの力でイオン結合を切断し還元剤をなじみやすくさせます。深く入り込んだ還元剤のおかげでシスチン結合も切断されます。この結果、パーマによる新しい髪の毛の形を決めやすくするのです。 

2剤で望んだ形に再結合させるのがパーマの基礎です。ここには酸化剤が入っており、シスチンを再結合させます。髪の毛をロッドで巻いた状態で2剤を投入するとウェーブが完成します。髪の毛に対し特に道具をつけない状態で2剤を入れるとストレートヘアが決まります。

パーマの過程でpHを弱酸性に戻しイオンが再結合されます。髪の毛を乾かすことで水素結合も回復します。

パーマをする前の注意点

髪質によってかけられるパーマとそうでないものがあるため、事前に自身の髪質をよく分析し、わからないことは美容師に相談しましょう。

パーマ液などの薬剤を用いる関係上、アレルギー反応のリスクや傷み具合などを調べるためのダメージテストも大切です。トラブルを回避するためには絶対に受けておきましょう。 

コールドパーマ

一般的なパーマはコールドパーマと呼ばれ、クリープパーマ、水パーマ、コスメパーマなどもこれに分類されます。軽めのパーマを希望する場合はこちらを選びましょう。1ヵ月から4ヶ月程度はウェーブが持ちます。 

髪の毛が多少濡れた状態で、クリープやスチーム、ムース、スタイリング剤などを使って髪の毛を遊ばせます。

強い薬剤など特殊なものを要さないため簡単にできると思っている人もいるようです。しかし実際は髪の毛の湿りが足りず、乾きすぎた状態でパーマをかけてしまうとウェーブが決まりません。それどころかパサパサになって感触が悪くなることもあります。ストレートパーマや縮毛矯正との併用もできません。

濡れた髪の毛を乾かす際、完全にドライにせず、少し潤いが残った状態でパーマに着手するのが大切です。そこにパーマに必要な薬剤を使ってウェーブを決めましょう。

施術には1時間半から2時間を要しますので、まずは美容室でかけてもらい、感触や手順を確かめることも考えられます。

デジタルパーマ

こちらは髪の毛が乾いているときに施術しカールを演出する方法です。縮毛矯正と似た要領で髪の毛にウェーブをかけるので、やりすぎると髪の毛を傷めてしまうので注意しましょう。髪の毛をコテで巻いたように形状記憶させるため、頭髪をねじりながら乾かします。その後に崩すことでしっかりとしたウェーブ仕上げが完成します。形状記憶にこだわった方法であるため、パーマの持続期間は半年前後とコールドパーマより長いです。

しかし髪の毛を傷めやすい手法なので、ストレートヘアのようにサラサラしていないとデジタルパーマはかけられません。効力の強いスタイリング剤やパーマ液などを使い、髪の毛に大きな負担をかけるからです。 

コールドパーマよりテクニックを要するので美容師でもある程度熟練していないとうまくいかないとされます。施術は2~3時間を要するなど、慎重かつ根気を求められる作業になりがちです。 

エアウェーブ

エアウェーブは、髪質を選ばずにかけられるパーマ手法です。ふんわりとした仕上がりで、飾り気なく髪の毛のおしゃれを楽しめます。持続期間はおおよそ3ヶ月が目安です。

髪の毛の水分量や温度のバランスを調整しながらウェーブを作るのが基本です。空気の圧力を利用し、熱すぎない温度で乾かすなど、理学的な要素をふんだんに取り入れています。髪の毛の質に合わせた薬剤選びもしやすく、傷めすぎるリスクを抑えた状態でパーマに臨めます。エアウェーブでは縮毛矯正後の髪の毛にも対応しています。ボリューム感のなさに悩んでいる人でもエアウェーブで補えます。しかし髪質が硬すぎるとエアウェーブができない可能性があるので注意しましょう。

高度な技術を要するパーマであるため、施術に3時間程度かかるうえ、美容室によっては扱っていないところも多いので、店選びや事前相談が重要です。

まとめ

パーマはコールド、デジタル、エアウェーブの3種類にわかれます。自身の髪質をよく分析し、どのパーマが可能で自分に似合うかを見極めましょう。パーマの施術や薬剤を用いる関係上、事前のダメージテストなどの安全な準備も大切です。

神奈川県鎌倉市大船にある「ヴィレッジ パディ フィールド」はマンツーマンサロンのスタイルを取り入れており、落ち着いた環境で希望のヘアスタイルを整えられます。もちろんパーマに関する相談もお受けしているので、是非ご来店ください。