美容室においては、カラーやパーマで傷んだ髪の毛のケアとしてトリートメントを行ってくれるところが多いです。美容室によってはトリートメントのみのメニューを多く揃え、日常的なヘアケアサービスを提供している場合も少なくありません。綺麗な髪を長くキープして頂くために、美容室ではサロン専売品も含めて質の高いトリートメントを複数用意しています。
今回は、美容室でトリートメントをやってもらうメリットや、プロが認めるおすすめトリートメントを紹介していきます。
「トリートメント」とは?
今一度「トリートメント」の定義について、軽くおさらいしておきましょう。
トリートメントとは、元々は「治療」や「手当て」といった意味があります。一般的に日本では「ヘアトリートメント」を指す場合がほとんどで、ヘアトリートメントとは特に髪の毛において、カラーや脱色、パーマといった施術を経たダメージを回復させ、健康な状態に戻すことを目的とした施術です。
美容室においてよく使われる薬剤の一種で、髪の毛に直接塗布または吹き付けを行うことで痛んだ髪のケアを実施します。美容室ではサロン専売品をはじめとした値段・質ともにある程度高いレベルのトリートメント剤を多く揃え、お客様一人一人の髪の状態に合わせて最適なトリートメントが使えるように準備を整えています。
トリートメントの効果とは?
トリートメントには具体的にどういった効果が期待できるのでしょうか。
トリートメントの目的は、簡単にまとめると以下の通りです。
- 脱色やカラー、パーマ等でダメージを受けた髪に対し擬似的に健康状態を作り上げる
- 老化などで自然に劣化した髪質にも同様の補修を行う
- 痛んだ頭皮に栄養や潤いを与える
ここで重要なのは、トリートメントの効果として知られている潤いやツヤなど健康的な状態は、あくまでも擬似的な効果だということです。「髪の毛は本来死んだ細胞からできていて、”再生”は期待できない」ことと、「一度ダメージを受けた髪は新しい毛が生えてこないと元に戻らない」ことは十分に意識しておく必要があります。
美容室でトリートメントを行うメリットとは?
それでは、美容室でトリートメントを行うメリットはどういうところにあるのでしょうか?一般的なトリートメントの施術の手順は以下の通りです。
- トリートメント剤を髪に塗布ないし吹き付ける
- トリートメント剤が髪にある程度行き渡ったら、一定時間放置(タオルを巻くことも)
- 時間経過し浸透したら髪の毛を洗い流す
ここでポイントとなるのは、トリートメント剤の塗布後、一定時間放置することです。トリートメント剤には蛋白質と油分、その他有効成分が含まれていて、そうしたトリートメント剤が塗布された状態で一定時間置くことで、髪の内部までトリートメント剤が行き渡るだけでなく、頭皮にも潤いや栄養を与えるとされています。
美容室においてトリートメントの施術を受けるメリットは、より質の高い髪のプロが勧めるトリートメントが使われていることと、プロならではのしっかりとした環境と手順が整っていることです。特にプロの目と経験が選んだトリートメントを使ってもらえるというのは非常に安心感があります。
また常日頃家において自分で行う時間がなかったり、ちゃんとした手順でしっかり行う自信がない場合も、美容室であれば定期的に通うことで日常的に「(痛んだ髪を回復させるケアではなく)髪が痛まないようにするケア」を実施できます。
美容師が使うオススメのトリートメント剤とは?3つ紹介!
それでは、美容室で働く美容師が実際に施術に使っているオススメのトリートメントはどういったものがあるのでしょうか?3つほど紹介します。
コンポジオ(デミ コスメティクス)
まずは、デミ コスメティクスの「コンポジオ(COMPOSIO)」をご紹介します。COMPOSIOとは「合成、混成、複合」を意味するCOMPOSITEからくる造語で、最新の毛髪科学とデミ コスメティクスの誇る「独自定着技術(コンプレックス)」の「複合」が売りの前後処理剤です。
CMCやCX、SVといった型の違いがあり、加水分解コラーゲンやケラチン、加水分解卵殻膜、アミノ酸、天然由来の酸化抑制成分などの有効成分がそれぞれに分けられて入っています。ダメージによってそれぞれの型を重ねて施術したり、前処理のCMCとCV、後処理のSVといったように使い分けができます。
また、特定のダメージに対応する成分に特化した「コンポジオプロ」シリーズも豊富にラインナップがあります。
フローディア(デミ コスメティクス)
次は同じくデミ コスメティクスから「フローディア」です。
こちらは特に医学から発想を得た最適な施術によって、髪や頭皮に新しい経験をもたらすと謳う、プロが使うトリートメント剤のブランドです。
こちらは技術者専用品ということもあって、プロが使ってこそ効果が活きるトリートメント剤となっています。メラニンクラック等のダメージを受けた箇所にケア成分が入り満たされ、ケアバルーンフィルムと呼ばれる特殊な成分で包み込みます。
手順によって番号が割り振られ、プロであればそうした番号の順番に適宜用いることで最適な施術を行うことが可能です。
OLAPLEX(株式会社ガモウ)
最後に、株式会社ガモウの「OLAPLEX」を紹介します。
こちらのシリーズはブランドとして様々な薬剤のラインナップが用意されており、非常に使い勝手がいいことで知られています。日本初の新成分「ジマレイン酸ビスアミノプロピルジグリコール」が採用されているのが特徴で、生活のあらゆる場面でダメージを受け進行してしまう毛髪にとって有効なケア成分で、髪本来の美しさ、強さをもたらすと謳われています。
こちらは特定の「登録店対象商品」となっているので、限られたプロしか使うことができません。
まとめ
以上、トリートメントとは何か、どういった効果があるのかを、美容室でトリートメントを受けるメリットやオススメのトリートメント剤も交えて紹介しました。髪本来の健康状態を擬似的にでも作り出しておくことで、ダメージ箇所の再生こそないものの、頭皮や新たに生える髪に有効な成分や潤いはもたらしてくれます。
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トリートメントのメニューも、シャンプーやブロー込みで受けることができますし、上記オススメのトリートメントを全て取り揃えているので、リーズナブルな価格で質の高いトリートメントを提供しています。ダメージケアでお悩みの方は、ぜひ一度お問い合わせください。