髪質は季節によって変わる?季節により変わる髪質に最適なヘアケアとは?

髪質は季節によって変わる?季節により変わる髪質に最適なヘアケアとは?

髪質というのは季節によって変わります。季節ごとの気温や湿度によって髪質は大きな影響を受けます。日本には四季が存在し、環境が大きく変化する風土です。だからこそ季節にあったヘアケアが重要になってくるのです。

今回は、季節によって髪質はどう変化するのか、また季節ごとの気温や湿度にあったヘアケアの方法について網羅的に解説します。

春は花粉と紫外線に注意!春の髪質とは

まずは年度の始まりの季節である春の髪質について見ていきましょう。

長かった冬が終わり、気温が上がりだす春はとても過ごしやすい季節ですが、日本では3月ごろから花粉のピークを迎え、アレルギー体質の方にはとてもつらい季節でもあります。そうした春には、髪質そのものも変化よりも頭皮に対する影響が強くなりがちです。春に起こりがちな髪質の変化や問題は以下の通りです。

  • 花粉が頭皮に付着し痒くなる
  • 皮脂分泌が活発となり頭皮がべたつく
  • 春は紫外線量が増え髪の毛がパサつく
  • 新生活や引越しなど環境の変化が多い春はストレスで抜け毛が増えやすい

春は花粉症の影響が大きく、花粉は髪や頭皮にも付着します。家に帰る前に服や髪についた花粉をしっかりと払って、シャンプーで髪をしっかり洗いましょう。特に頭皮を重点的にこするように洗うのがコツです。

紫外線量は5月〜6月にピークを迎えます。紫外線は髪の毛を構成する物質であるケラチン蛋白質を破壊し、それが原因で髪が乾燥しパサつきや切れ毛を引き起こします。春は紫外線防止クリームや日傘などで紫外線になるべく晒されないよう対策するといいでしょう。

日本の夏は酷暑で湿気にも注意!夏の髪質とは

日本の夏は年々猛暑日が増えている印象があるくらい、非常に厳しい暑さが特徴です。そして日本の夏は何と言っても湿気!湿度によってムシムシしますし、体感温度も上がるので百害あって一利なしです。こうした辛い暑さと湿気に晒される夏の髪質の変化は、以下のようなものが挙げられます。

  • 紫外線が強くヘアカラーの退色が起こり、メラニン色素やキューティクルへのダメージが大きい
  • 湿気で髪の毛が膨張し髪が広がりやすくなる
  • 暑さや湿気によって汗をかきやすくなり頭皮が臭くなったり不衛生になる

夏は何と言っても暑さと湿気が問題で、どちらも髪の毛にダメージを与えます。夏の強く鋭い紫外線は、髪の表面にあるキューティクルを開き、内部にあるメラニン色素を破壊します。そうした効果で髪内部に浸透しているヘアカラーが退色しやすくなるのはもちろん、地毛もメラニン色素へのダメージによって明るくなりがちです。

癖毛の人の場合は特に、湿気で髪が広がりやすいというのも夏特有の悩みですが、ダメージを受けた髪が湿気や水分を含むと膨張しやすくなります。湿気による髪の広がりに対しては、トリートメントで油分をしっかり髪の毛に浸透させ、洗い流さないトリートメントも使って補修することである程度対策が可能です。

夏の後遺症が出やすい!秋の髪質とは

暑く厳しい夏が終わると、残暑による余波を経て、過ごしやすい秋がやってきます。秋は何と言っても「夏の後」というのがキーワードになってきて、夏に受けたダメージの後遺症がどっと出やすいのが秋なのです。また、ホルモンバランスが変化しやすい季節でもあるので、ダメージや疲れも出やすくなります。

秋に起こる髪質の変化は以下のようなものが挙げられます。

  • 夏の紫外線や海水等のダメージの影響で髪がパサついたりきしんだりする
  • ホルモンバランスの乱れで抜け毛が増える
  • 夏に蒸れた頭皮に赤みやかゆみが出る

ホルモンバランスの乱れも夏の影響です。夏は副交感神経が活発ですが、冬になるにつれて交感神経が活発化されるようになっていきます。その過渡期にあたる秋はバランスが乱れやすく、抜け毛が一気に増えます。抜け毛自体は1ヶ月ほど経てば落ち着くので、日々の洗髪やトリートメントなどのヘアケアを欠かさないようにしましょう。

寒い季節は乾燥や静電気が大敵!冬の髪質とは

秋が終わり冬になると、今度は夏と反対に乾燥が問題になってきます。ただでさえ空気が乾燥しているのに加えて、ストーブや暖房などを使うと更に乾燥に晒されることとなり、冬の髪の毛や頭皮は実感以上に乾燥しているものです。湿気による赤みや痒さから、今度は乾燥しすぎによる痒みへと変化していき、余計に辛くなります。冬の髪質の変化としては以下のようなものがあります。

  • 頭皮が乾燥するだけでなく代謝が悪くなることで痒みやフケが増える
  • 髪の毛の乾燥によって静電気が起こり髪が広がりやすい
  • 血流が悪くなり、頭皮がかたくコリやすい

冬の髪質の変化はとにかく「乾燥」と「代謝」がキーワード。乾燥することによる弊害はこれまで見てきた通り非常に大きなもので、髪の毛の内部の水分が減ってしまうことは静電気の発生にもつながります。

頭皮用のローションやトリートメントを使用することで主に頭皮を中心に乾燥を防ぎましょう。保水性の高いトリートメントを使うのも効果的ですし、静電気は静電気防止スプレーを使うことで対策が可能です。

なお、代謝が悪くなる季節でもあるので、ヘッドスパに通うなどして肩や頭皮を中心にマッサージを施してもらい、血行を良くすることで新陳代謝を上げることができます。もちろん、バランスのとれた栄養価の高い食事、適度な運動も大切ですよ。

まとめ

以上、春夏秋冬の季節ごとの髪質の変化とその対策となるヘアケアについて一通り説明してきました。季節の気温や湿度の変化に応じたヘアケアを意識することは非常に大切で、そうしたヘアケアをしっかり理解した上での施術を行ってくれる美容室があれば通いたくなりますよね。

鎌倉に拠点を構える美容室「Village paddy field【ヴィレッジ パディ フィールド】」は、都心の有名店で修行を積んだオーナーがオープンした隠れ家的なサロンです。メニューはシンプルですが、お客様一人一人に念入りに時間をかけてカウンセリングを行い、その人に合った最適な施術を重視しています。

季節の変化はあれど、最も大切なのは髪や頭皮の乾燥を防ぐトリートメント。ヴィレッジ パディ フィールドでは複数のトリートメントを組み合わせたプロならではのメニューもありますので、是非一度お気軽にお問い合わせください。