olaplexについて解説します

 

こんにちは

tamuraです

今回は olaplex(トリートメント) についてやっていきます

 

olaplex!

 

olaplexの最大の特徴は

ダメージを最小限に抑える手助けをしてくれると言う点です

この商品はアメリカで開発されたものなんですが

日常生活で例えば寝ている間に枕などで髪がスレ傷んだり

パーマカラー施術などで傷んだりで

髪内部の結合部分が損傷したりしますそれを修復してくれる物

それが olaplex  です

 

髪の結合!

 

ここで髪の結合についての説明を軽くしときます

結合には4種類あって

水素結合

塩(イオン)結合

シスチン(s-s)結合

ペプチド結合

があります

 

水素結合っていうのは日常でも良く切れたりくっ付いたりしてるもので

髪が濡れると切れ乾くとくっ付きます

寝癖がついたりするのはこれが原因!

 

塩結合はPHが変化する事により結合が切れます

以前も説明しましたが何もしてない状態のPHは4.5〜5.5です

これがカラーやパーマをする事により塩結合は切れます

 

次にs-s結合これはパーマの時に切る結合なんですが

s-s結合を切ってその間に形を変えまたくっ付ける

みたいな感じです

ここは後で少し掘りますね

 

最後にペプチド結合

これはダメージによって切れるものなんですが

これが切れると良くないです傷んでる状態!

修復は厳しいです

 

ジマレイン酸ビスアミノプロピルジグリコール

 

 

olaplex は ジマレイン酸ビスアミノプロピルジグリコールと言う新成分により

日常の生活(ドライヤーや枕での擦れ)で切れてしまっている s-s結合や

パーマ時に起こる酸化によって発生するシステイン酸の生成を抑えてくれる物になります

普段髪の毛は sーs  みたいな感じで ケラチン(K) を繋いでいます

この s-sの部分は硫黄 (ちなみに s-s結合ジスフィド結合とも言います)

これがパーマ液をつけると S-S →  SH HS  に変化します これが還元している状態

そして

形を変えた後に酸化剤(O)をつけると再び S-S  に戻ります 

これはパーマの理屈なんですが

普段の状態で髪の内部では 100%  s-sでいる物ばかりではなく

SH   や HSの状態でいる物がいます

このつながってないものをシステイン残基と言うんですが

このシステイン残基たちは可能性 つまり 酸素(O)が来る事により

再結合(s-sに戻る可能性を秘めてる)することが出来ます

しかし酸化のしすぎだったりで 

SHOOO や ーSー(ランチニオン)になってしまうと

再結合が不可能になってしまいます

-S-(ランチニオン)に関しては長時間のアルカリによって

SH-デヒドロアラニン中間体になり

-HSがそれに反応→-S-(ランチニオン結合)を架橋してしまいます

こうなるとアウト!

毎回 アルカリ 酸化と繰り返すので

軟化還元も大事ですが結合を戻す時の2剤のタイムも大事になります

なので美容師に気をつけてもらいましょう

 

まとめ!

 

 

ちょっと難しくなりましたが

olaplexは毛髪のダメージを抑え

パーマ カラーをしやすい状態に変化サポートをしてくれます

パーマの時はリッジが出やすくなったりカラーの場合は色の定着が良くなったりします

なので毛髪を良い状態に保ちたい方や出来るだけ長い期間ヘアスタイルを楽しみたい方などは施述に合わせて

olaplexを同時にする事をお勧めします!