カラーリングはどうやって染まるのか?について解説していきます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは

tamuraです!

今回はカラーリングの根本

カラーリングのメカニズムについてやっていきましょう!

ではまず美容院に行ってカラーお願いします!ってなったら

カウンセリングをして今日は何色にするか決めますよね!

この時に髪の明るさ(明度)と 色味(彩度)を決めていきます

そして希望の色を伝えて施術に入りますが

黒い髪を茶色くしたり金髪を茶色にしたりって

どうやってなってるの?って思いませんか

では説明していきます

ヘアカラーのメカニズム

皆さんヘアカラーをした事がなかった時期は必ずありますよね!

その時はバージン毛なので黒い人や茶色がかってる人など様々です

先程も言ったように

カラーリングは 明度! と 彩度! で決まります

明度を決めるのが脱色で彩度を決めるのが染料だと思ってください

カラーリングは薬剤を塗る事によって色を抜くという作業

と色を入れるという作業を同時にしてくれます

バージン毛は大半の方が5レベル位

それを8レベルのアッシュにしたい時は

8A → 8レベルのアッシュという選定になります

ただ最初に言った通り髪が黒い人と茶色い人で同じ薬を使っても

違う色になったりします

この話は掘ると長くなるのでまた今度

では次

髪に薬を塗布するとまず一番最初に付く場所は髪の表面キューティクルです

キューティクルは鎧のような役割をしていて髪の内部を守っています

でも薬剤を内部に侵入させないと染める事は出来ません

その中に入れるために必要なのが アルカリ!

聞いた事がある方も多いでしょうが髪は弱酸性です(PH4.5 〜5.5)

この弱酸の状態だと鱗のように重なったキューティクルに隙間が少ないので

大きい分子は入っていきません

そこで

カラー剤に入っているアルカリで開いてあげます!

するとカラーの分子が十分入る隙間が出来るので中に入っていきます

そして分子は中に入っていき髪の中で酸化重合する事により色が定着するという訳です

酸化重合って何?ですよね

以前僕が習ったのはアルカリで開いたキューティクルから分子は入っていき

小さい分子(染料)と小さい分子(染料)が

引っ付いて大きい分子になる事により

キューティクルの隙間より分子の大きさの方が

大きくなり外に出なくなると習ったんですが

最近教えてもらったのはちょっと違っていて毛の中に入るまでは一緒なんですが

その後が違って

染料は中に入ったまま分子量は変わらずに定着するって事だったんです

内容の話をすると

カラーの中にはパラアミノフェールや硫酸2.2や

ジアミンや精製水や強アンモニア水やシア脂など

他にも沢山の成分が入ってるんですが

アンモニア(アルカリ)でキューティクルを開き

小さい分子やシアバターなどの成分を同時に侵入させ

2剤である過酸化水素と化学反応を起こして

活性酸素を起こして発色させて

ちなみにジアミンは染料を発色させるものです)

それが髪の中に残る!

ザックリだとこんな感じ 

前習ったのは分子が大っきくなるという事だったので

例えば 青という染料と赤という染料で紫色を作る時

髪の毛という管の中で

赤が多くひっついてるの場所と青が多く引っ付いてる場所に

偏りが出た場合紫に見えない部分が出てきますよね

なので全体に満遍なく一つずつの分子として

滞在しているというのを聞いてかなり納得しました

ちょっと難しい話でしたかね?

 

まとめ!

 

カラー剤を髪に塗布すると

まずはアルカリによりキューティクルが開き

その隙間から染料の分子が侵入して髪の内部で酸化重合

色は定着するという感じです!

ちなみにカラーをするということは髪をアルカリに持っていくという事で

弱酸性に戻すという事も込みでシャンプーをします

シャンプーは弱酸性なので多少はアルカリに戻りますが

この時点ではまだ結構アルカリです(薬剤の番手によっても違いますが)

なのでうちの店ではアルカリを止めて

しかも残りの発色も促進してくれる剤をシャンプーの時につけるので

中性手前までは戻せますので安心して下さい!

カラーは継続的にするものなのでこういう細かいところはかなり大事ですね

という感じで今回はおしまいです

 

 

更新日 2020 2/10