酸性のパーマ液でブリーチ毛にパーマをかけられるのか?について解説

酸性のパーマ液でブリーチ毛にパーマをかけられるのか?について解説

 

 

こんにちは

tamuraです!

今回は 酸性のパーマ液でブリーチ毛にパーマをかけられるのか?について解説していきたと思います

 

 

酸性のパーマとは?

 

では先ず酸性のパーマ液というのはどう言ったものなのか?

 

端的に言うと 酸性領域で結合を切りパーマをかける液です!

 

以前も説明しましたが、髪の毛は何もしていない状態の PHは酸性の4.5〜5.5位

そして 一般的なパーマ液はアルカリ領域 つまり7.1以上で反応させる事がほとんどです!

( 昔からあるベルジュバンス?だったかな は酸性でかけるパーマなのでここでは置いておきます )

では 何故アルカリ領域が主流派か?と言うと

キューティクルと言う鎧で守られている髪の毛の中にパーマ液(還元剤)を侵入させる時に

アルカリに傾けた方がキューティクルが開いてくれるので還元剤がスムーズに入る! と言うのが一つ

もう一つは キューティクルがアルカリに傾くと硬かったキューティクルは柔らかくなりロットを巻いた時に柔軟に形が変えやすくなります

つまり 酸性のパーマ液の場合は 還元は進んでいても側のキューティクルが硬い為に巻くロットのサイズを下げる(つまり小さめのロットを巻く)必要があります

まぁ この小さめのロットを巻くって言うのはたいした問題ではないんですが

要は勝手が変わってくるという事です(アルカリの方が操作性が良い)

 

 

結合について!

 

では 結合についての話を少ししましょう

パーマをかける時には結合を切る!と言う作業が必要になるのですが

結合ってなんなん?って思いますよね

イメージしてもらうと光ファイバーみたいな線を髪の毛だと思ってもらって良いでしょうか

この光ファイバーは中身を剥くとセンターに太っとい線があってその周りに細っそい線がありますよね

それが髪の毛の場合は縦の線同士が自由に動かないように横線が無数に張り巡らされている感じ これが側鎖 → 横をつなぐ鎖!

この側鎖を切って形を変えてまた形が変わったらずれた場所にて くっ付ける訳です

ここまでは分かりましたかねぇ?

この側鎖を切ったり くっ付けたりってのは勿論何回も出来るんですが

実は一度のパーマで 元に戻らない(結合がされないままの片割れが生まれるんです)

この戻らなかった結合を放っておくとシステイン線って言うのを出して傷むんですが

これを阻止してくれるのが オラプレックスなどのプレックス系のトリートメントになります

って言う意味でもこのトリートメントは大事なんですが

今回はこのトリートメントに関しては置いておいて

何度もパーマをするとやり方によっては 骨がスカスカになり骨粗鬆症みたいになってしまう事があるんです

勿論 これは極端な場合ですがね

 

 

 

ブリーチ毛!

 

 

では これらの話を踏まえてブリーチ毛だったら!について話していきましょう

先程も出てきましたが プレックス系のトリートメントで保護しながら ブリーチをしたら大丈夫なんじゃないの?と思う方もいらっしゃるでしょうが

事はそんなに簡単な話ではありません!

通常のカラーでは 基本的に髪の結合は切れる事はないんですが

ブリーチは別です!!

ブリーチは逆にパーマでは切れない部分を切ってしまう!とも言われてます

なので髪の中の栄養が抜け出てしまってる! と言うだけならなんとかなる問題も

内部の結合が切れてしまっていては 切る事も 繋ぎ直す事も難しくなると言う訳です

 

 

 

 

まとめ

 

と言う訳でここまで解説をしてきましたが

少し理解は深まっていただけたでしょうか?

ブリーチ毛にパーマをかけれる!! と言う美容師もいますが

基本 誰でも大丈夫! と言う訳ではないのかな? と僕は思います

うちのお客様でもたまにいらっしゃるんですが

やはりダメージがある程度の線を超えた場合施術をしない!と言う判断は大事だと思います

勿論 希望要望を叶えてこその美容師というのはありますが

ホームケアが楽なのか?とかまで考えてスタイルを提案させてもらっているので

是非 その辺の心配があったら相談してください

最適解を提案させていただきます

今回もありがとうございました

 

 

 

更新日  2022 03/03