18MEA!について

18MEA(メチルエイコサン酸) 

こんにちは

tamuraです

以前のブログで少しだけ話題に出た

18MEAについて今回はやっていきたいと思います!

因みに以前の記事はこちら

カラーリングの流れで少しお話ししましたね

18MEAは簡単に言うと

天然の油膜です

髪の毛はパーマやカラーをしていない

バージン毛だと水分を弾きます

これは油膜(18MEA)がキューティクルの表面を覆ってるから

髪の毛がもつれにくくなったり滑りが良かったりするのもこれのお陰!

いわば天然のシリコンですね

 

18MEAの特徴

18MEAは実はとても弱くて

シャンプーの時

ドライヤーの時

後ブラッシングの時にも剥がれていってしまいます

特にアルカリには弱いんですが!

パーマをすると一回で

30%〜50%無くなると言われていて

カラーリングに至っては70%〜80%失われてしまいます

因みにブリーチでは100%って言うこともあるくらいなんです!

 

改善するには!

では18MEAが剥がれ落ちてしまったら

どうするか?

因みにこれに関しては絶望的なことに

もう一度元の通りになる事は決してありません!

ではどうしていくかなんですが

この改善方法を考えるためにはこの知識が必要になります

 

それは電荷になります!

 

電荷!

さて電荷とは?についてやっていきたいと思います

髪の毛は健康な状態だと➕の電荷にあります

しかし

ダメージを受けてしまうと➖の電荷に傾きます

つまり継続的にカラーやパーマをしていると

新成部は➕で中間毛先のダメージ部は➖になるという事です

そこで一つ知識なんですが

シャンプーの電荷はマイナスなので

種類にもよるんですが

髪の毛が軋んでしまうことがあります

これは一概に悪いシャンプーですとも言えません!

って言うのもトリートメントの電荷はプラスなので

あえてマイナスに振ってプラスの吸着をよくすると言う

考えのシャンプーメーカーもあるからです!

ここがシャンプー選びの難しい部分ですね

 

具体的な対処法!

まず一番良いのは

今自分の髪の毛にあうシャンプーとトリートメントを見つける事!

これって結構難しくって

僕自身も22年美容師をやっていて

本当に自分に合ってるな!ってシャンプーに出会ったのは

最近の事です

美容師を始めて以来かなり色々なメーカーのシャンプーを使ってきました

シャンプーってまず何処の部分にフォーカスするか?によっても

違ってきますし

例えば髪がサラサラになりたいと言う希望があったとします

しかし 地肌が敏感肌な場合

髪の毛にはあったけど

フケやかゆみが出てしまったとか

酷くなると

発疹が出てしまうなんて事もあります

難しいですよね

ただ

今回はテーマが18MEAなので

この辺のしっかりした話はまた別の記事にてやっていきます笑

今回フォーカスしている部分は

中間毛先のダメージ部ですね

ここに関しては毎日のケアが必須になると思ってください

そこで先程の説明に戻るんですが

傷んだ部分はマイナスの電荷なので

プラスのトリートメントをつければ良いわけです

18MEAの類似成分にクオタニウ-33という成分があります

この成分は毛髪への吸着がいいので

こういう成分を使ってできる限りいい状態を作っていくことを

オススメします!

 

まとめ!

ここまで話が長くなってしまいましたが

18MEAは割と簡単に無くなってしまうという事は分かっていただけましたか?

例えばカラーやパーマなどをしていない方でも

日常のちょっとした事で痛んだりもするので

ケアは大事だと思います

カラーやパーマなどアルカリに晒されてる方のケアは

確実にマストになりますので

日頃のシャンプートリートメントなども考えてみて下さい

先程も説明しましたが軋む=悪いシャンプーってわけではないので

その場合同じメーカーのトリートメントを使ってみると

そのシャンプーの界面活性剤に合わせた処方になってるかもなので

使ってみる事をオススメします