パーマのメカニズム!

 

 

 

パーマのメカニズム

こんにちは

tamuraです!

今回はパーマについてやっていきましょう

パーマ!

さていきなりですが

パーマって難しいですよね!

これは施術する人もされる人もだと思います

僕もガチでパーマが嫌いだった時期がありました!

なんだか想い通りにいかなかったりってことがあったりで!(勿論レベルの高い位置での話ですよ笑)

でもこれは経験があってそこへ座学が加わることによって

この壁を脱出する事が出来て

この後は言うまでもなくパーマが凄く楽しくなりましたねぇ

なので今では一番得意分野何?って聞かれたら

パーマって言えます!

 ファッション!

これは最初に言った施術される側も難しいって所に繋がるんですが

ファッションについての考え方がここ15年位の間で以前と変わったなぁって点があります!

それは

ジャンルのボーダーが薄くなってきた!って言う点

例えば2000年頃を例に出してみましょう

コンサバ系  モード系  古着系

ここでは3つの例えしか出さないですが

当時はどのジャンルの人も他のジャンルとの垣根がしっかりありました

なので

この系統の人はこの服!

だからこのジャンルの人はこの髪型!!

みたいな感じだったんですが

今はジャンルはあるけど

そのジャンルのボーダーが曖昧になってきてる感じがします

なのでお客さんが来店して

その方のかっこうや雰囲気をまず見て

こういう感じが好きなんだろうなぁ!って思っても

本質的にその方のベースになってるのがどういうジャンルなのか?

っていう見極めが出来てないと髪形を作る上での成功率は当然下がってしまいます!

よく美容院で失敗されたって方の話を聞いていてある事なんですが

こんな感じにしたいってオーダーを出したのにならなかった!

寧ろ言いたい事が伝わらなかった!!なんて言うことも

このケースに関しては

完全にその美容師がお客さんの望んでるジャンルの引き出しを

持っていなかったっていう事だと僕は思います。

悲しいですよねぇ

これが施術される側も難しいと言う点の答えになります!

お店のことが嫌いになるだけならまだしも

この時にパーマかけてたらパーマ嫌いになったりしてる方もいるので

やっぱりそうならないように勉強が必要ですよね!

 コールドパーマ!

ではここからは

パーマはどうやってかかるか?

っていう事についてやって行きましょう!

最近お客さんにブログの内容が難しいって言われたんで

今回は簡単にやってみます!

また気がついたら難しくなってるかもですが 笑

ではまずパーマの種類から行ってみましょう

まずはこれ

コールドパーマと言われるもの!

これは熱無しでパーマ液だけでかけるパーマです

最近は見ないですが加温二浴式って言って

温めるの前提のパーマ液もありますが

今回は完全にコールド二浴式の話でいきます

因みに

この延長にあるのがクリープや水パーマになります!

基本クリープも水パーマも理屈は同じですね

違いといえば還元の具合を水パーマの方が少なくする!

僕の認識ではこんな感じですかねぇ

すみません早速難しい事言ってしまいましたかねぇ? 笑

ではメカニズムについてやっていきます

僕が人に教える時は髪の毛をセロリに例えて説明することが多いです!

セロリ?

そうですあの味が独特の野菜です!

セロリは横に包丁を入れ断面をみると

縦に繊維が走ってるのがわかりますよね!

ざっくりですが髪もあんな感じだと思ってください(細かい話は抜きで)

縦の繊維を横で繋いでる鎖があると思ってください

この鎖がある事によって繊維がぎゅっとくっ付いています

この鎖を側鎖って言うんですが

これを外すと縦の繊維がグラグラしだします

(これが結合を外した状態なので還元と言います)

この側鎖が外れた状態でロットを巻くと

巻かれてる毛の一番手前は繊維が縮み外側は引っ張られて伸びます!

この状態でまた側鎖を繋いであげると

パーマの出来上がり!って訳です

(1液で外して2液で戻すって感じ)

因みにクリープや水パーマは

この側鎖の外す本数を最小限減らして

ロットを巻いた状態(還元はした状態)でシャンプー台に行き

お湯で流し続ける事により縦の繊維がゆる〜く動いていき

(この工程がクリープ)

そしてしっかり形が付いたところで側鎖を戻す!こんな感じですかねぇ

こうする事により低アルカリ低還元が実現できます!

これは簡単に言うと痛みが少ないと言う事です。

コールドパーマでカラー毛をクリープしてない美容師なんていないと思うんで

この点は大丈夫だと思います 

が!

もし今行ってるお店でしてもらってなかったら

もう少し痛まないでパーマをかけることが出来るので

今行ってる美容室で中間水洗しっかりめで!って言ってください

多分やってくれます。笑

僕は個人的に直毛のバージン毛のお客さんの場合

あえて中間水洗はしません!

ちょっと痛んだ方が毛がふわっとするのが好きなので

こう言う考え方もあるので美容師によって違うのも面白いですよねぇ

 ホット系パーマ!

次にホット系パーマについてやって行きます

ホット系!

主にデジタルパーマエアウェーブなどがあります

うちは9割の方がデジタルでやっているので

ホット系がメインになってますが

髪が短い方だけコールドでやってる感じです

コールドとの違いは名前の通りで熱を利用する点!

コールドパーマはロットを巻いた状態に

1液(パーマ液)をかけて結合を外しますが

デジタルは先にクリーム状の1液で結合を外して

流してその後に髪が水で濡れた状態でロットを巻き

そのままロットにコードを繋ぎ通電して温めます

この段階で少しクリープが起こるのと

熱変性が起こります!

つまりコールドより1工程多くて

熱が入る事によりふわっとかかるイメージですかねぇ

よくコールドパーマは髪が濡れた状態が一番くるくるしてて

乾かすとゆるまる

逆にデジタルパーマは濡れてる時はあまりくるくるしないで

乾かすと出てくる!

なんて言われてますが

僕が思うのはデジタルパーマはウェットからドライまでの振り幅が少ないだけ!

つまり濡れてる時からくるくるしていて乾いてもそれがふわっとするだけだと思います

濡れてる時に曲がってなかったら間違いなくパーマはかかっていませんのでお気をつけください

では次にエアーウェーブについてやっていきます

このパーマはコールドの延長にあるホット系になります

まずロットを巻いてお薬を付けます

軟化 結合が希望の状態まで達したら流します

その後にエアウェーブの機械にロットを繋いで

乾燥させていきます

この乾燥をさせる事により熱変性を起こして

形を記憶させます

デジタルと熱の入り方が違うだけで

理屈は同じです

ただどちらを選ぶかは

スタイリストの好みなので

どちらがいいと言うわけではありません

僕はデジタル派です!

 まとめ!

ここまでざっくりときましたが

なんとなく分かったでしょうか?

今回は難しい用語を少なくしてみました!

本当はもうちょっと詳しくやりたいところですが

それはまた別な記事でアップさせてもらいます!

まとめとしては

カットにしてもパーマにしても言えることは

まず大前提にファッションのジャンルに

色々な引き出しが必要と言う点と知識ですね!

なかなか美容室選びも難しいですが

しっかりやってくれる美容師を見つけていきましょう!

と言う感じで今回はおしまいになります

 

更新日 2020 1/27