パーマがかからないって方いませんか?
こんにちは
tamuraです
これ
お客さんによく言われるんですが
【私 パーマかからないんです!】
新規で家に来て頂く方で
定期的にある相談なんですが
今の所
僕が入らせてもらった方でかからなかった方はいません!
勿論本当にかからないって方もいるとは思いますが
例えばこういう方
高齢者の方で地肌が透けるほど毛が痩せてしまってる方や
若い方でも同じく軟毛で髪の毛に芯がない感じの毛質の方などは厳しい場合もあります
しかしそういう場合僕は施術は難しいと言いう提案をするし無理には施術をしません
難しそうなのにとりあえずやってみた!でもやっぱりダメだった
みたいなスタイリストもいるみたいですが
当たり前の事ですがお客さんは練習台ではありませんのでこういう話を聞くと悲しくなります
僕はこの出来ないとういう基準が大事だと思うんですが
美容師によってオーダーに対しての許容量が異なるのは経験などもあるから仕方ないんですが
新規で行った美容室で担当してくれた人が
大丈夫かなんて絶対わかんないのでほぼ運になりますよね
僕は今年の4月で美容師になって22年になるんでまだまだ経験が浅いですが
パーマは技術の中でも一番難しい技術だと思ってます
何故かというと経験だけあっても失敗がありますし
座学(理論)だけわかっていても
勿論パーマはかけれません
パーマをかけるために必要な事で(巻く工程で)
毛質の見極め 手に取る毛束の量 テンションのかけ具合(引っ張る加減) ステム(角度)ロットの大きさ
ざっくりでもこれくらいは最低でも考えないといけません(もっとあります)
プラスして結合をどれくらい切るか?やPHをどの位まで上げるか?などの組み合わせがたくさん関わって来ます
これだけでも組み合わせは無限なので勉強したから何とかなるって話ではないのも想像できますよねぇ
僕も美容師になって10年目位の頃は上手くいかなくて
ちょっとパーマが嫌いになった事があるぐらい難しいんです
でもそこで正しい知識とそれまでの経験が合わさった時に
劇的に成長して成功率が上がります(因みに元々大きな失敗をしているわけではないですよ)
なので出来ないとういう基準
という所に戻るんですが何でもかんでも
難しそうだったら出来ないっていうのも違うと思うし
逆に行けそうだな!って感覚でやってしまうのも違うと思います
診断が誤診だらけだと結果髪が痛んだりしてしまい結果悲しい思いをさせてしまいますもんね
まとめ
ここまで色々書いてきましたが
つまり パーマがかからないって言うのはどういう事かというと
はっきり言ってしまうと診断ミス!って事だと思います!!
僕も過去色々な美容室で働いてきているので沢山の美容師を見てきてますが
パーマの1剤で 軟化 還元 をする訳なんですが
結構この見極めが出来て無い美容師が多い気がします!
この見極めは本当に難しいので何とも言えませんが頑張ってほしい所ですね
後は
何故パーマがかかりずらいのか?って所が大事なんですが
パーマは軟化 還元 → クリープ 結合
ざっくり言うとこんな感じ
間に熱変性を加えたりするのがデジパーやエアーウェブで
髪の結合を何%還元させるか
そしてその為にPHをいくつまで上げるか?(個人的にはPH8.9までに抑えたい)
その組み合わせでかかり具合やダメージ具合は決まります
これは本当に一部なんですが細かい診断が必要になってきます
なので
毛の診断や薬剤の選定が出来るお店でパーマはやりましょう!
そうすれば成功する確率は上がるでしょう
更新日 2020 01/06